茅ヶ岳は、山梨県北杜市と甲斐市にある山で、「日本百名山」の著者で有名な、深田久弥氏終焉の地でもあります。
コースタイムは4時間ちょっとと、手頃なハイキングコースになっています。
ただ登り始めての後半は、ぼちぼち急な登りが続きますので、ある程度の体力は必要です。
頑張って登りきった先には、南アルプスや八ヶ岳など、山頂からの360度の大パノラマが待っています!
こんな方におススメ!
- 山頂からいい景色を眺めたい!
- 足腰鍛えられそうだから、多少急登でも大丈夫!
茅ヶ岳【深田記念公園~茅ヶ岳往復コース】
標高 | 1,704m | 累積標高 | 760m |
距離 | 6.3km | タイム | 4:09 |
難易度 | 初級 | 体力 | ★★★☆☆(3) |
景色の良さ | ★★★★☆(4) | おすすめ度 | ★★★★☆(4) |
※ 難易度は初級(Lv1~3)~中級(Lv4~6)の間で分けています。
※ おススメ度は5段階で、ヤマリが登って楽しいと感じた山ほど星の数が多いです。
※ これらはあくまで、ヤマリの個人的主観に基づいたものです。
登山ルート【深田記念公園~茅ヶ岳往復コース】
茅ヶ岳までのコースはいくつかありますが、一番距離が短くてオーソドックスな「深田公園コース」をご紹介します。
このコースは、反時計回りで茅ヶ岳を周回します。
緑の線の部分が、ぼちぼち登るのに急な箇所となっています。

茅ヶ岳へのアクセス方法
車の場合
中央道韮崎IC下車 → 昇仙峡グリーンライン → 茅ヶ岳駐車場
高速を降りて10分ちょっとで着くので、アクセスは抜群です。
駐車場もまあまあ広いですが、土日はそれでもすぐ一杯になるみたいです。
公共交通機関の場合
【平日】JR韮崎駅 → 韮崎市民バス「保坂線」で、深田記念公園
【土日祝】JR韮崎駅 → 山梨峡北交通「韮崎深田公園線」で深田記念公園行き
市民バスは、平日のみで本数が1日3本ほどぽいので、なかなか難しいかも…。(そして降雪時は運休)
その手前の「柳平」というところまでなら、土日でも運行してますが、そこから公園までが徒歩45分くらいと、なかなかに距離があります。
山梨峡北交通に至っては、4/1~11/23の土日祝とGW限定(2023年)で、1日2本です。朝出たら夕方までありません。
バスを使う際は、事前に良く調べてから行った方がいいです。
茅ヶ岳登山レポ
本日もボーノさんとヤマリ(ダイエット中)で一緒に登っていきます、茅ヶ岳。
平日でガラガラの茅ヶ岳駐車場に車を停めて出発だー。

余談ですがこのアングルから見て、手前の車から、写真のちょうど中央部分の奥あたりのスペースに、地面から突起物があるらしく、サイドスポイラーをひっかけてぼろぼろにして、ボーノさんがショボーンとなってた…。
ボーノさんの愛車が車高低めなのが災いしてそうなったのだけど、普通のセダンなら大丈夫なのかもしれない…。

看板に沿って車道を歩いていくと、森の小道に誘われるので、その中をしばらく歩く。
鳥がさえずっていて気持ちいいなーとしばらく歩いていると景色が開けて、一回車道を横切ってからまた木々の中へ。

ここからいよいよ本格的に登山スタート。
木々の中、ゆるゆるとした上り坂を歩いて行くことに。
道自体は歩きやすい。

時々周囲からミソサザイの鳴き声が聞こえてきて、岩の上に目を凝らすと、小さなかわいい姿を見せて、全身でさえずってた。あんな小さいのに、音量ある素晴らしい美声。
もうぼちぼち、ミソサザイの鳴き声も聞こえるようなってきたね。

ごらんのとおり、道は岩々しているわけでもなく、まあまあ歩きやすい。
茅ヶ岳の周辺以外はすっきり清々しく晴れてたのに、ここだけどんよりしてる!
頂上着くころには晴れてほしいー!っていうか、よそは晴れてるのに…。

ダイエット中のワタシはだいぶ前からへばっていたので、ここで休憩。
ちょうど去年も今頃ダイエット中に山登ろうとして、スタミナ不足で山登るの辛すぎて、ダイエット諦めて太ったんだっけ…。今年は去年の轍を踏むまいぞ。
写真の奥に見える岩岩しているのが女岩っぽいんだけど、立ち入り禁止になってて近づけなかった。
この看板の横から、急に出てくる岩々ゾーン。
そしてこのあたりから、段々急になってきた。

まさかここからしばらく、よじ登り系か…?と思ったけど、少し登ったらまた普通の道に戻りました。

すっかり普通の道だと思っていたここが…。

枯葉が厚すぎて、もはやクッション!
足元がふわんふわんして、超歩きにくい。
「これ、ビーチを歩くみたいなもんだよなー」とボーノさん。
すっかりごっそり体力が削り取られたワタシは、ゼーゼー言いながら後をついていくので精一杯。
半分死んでる私を尻目に、
「このあたり栗多くていいなー」
と、ボーノさんは周囲の木を見まわして呟いてた。

まだー?まだ絨毯ロードは終わらないのー?
と登って行ったら、ようやくここで葉っぱ絨毯とはおさらばできた。

少し進んだところには、深田久弥氏の石碑が。
あと山頂までもうちょっとのところで倒れられたのか。百名山という日本の登山者の一つの目標みたいなものを作ってくれてありがとうございます。
静かに合掌して先に進みます。

ふーっ。ここからは歩きやすくなる。
と思ったのもつかの間…。

足を大きく上げて登らないといけない場面が頻出してきて、ダイエットで体力削られてるワタシの足の止めを刺しに来る。スタミナ落ちすぎぃぃぃ!
あと少しと自分を励ましつつ、ひーひー言いながら、山頂到着~。

ぐるりと見渡すと、360度の大パノラマ!
のはずなんだけど、微妙に雲で隠れちゃってる!!
富士山も見えるはずだけど、この日はすっかりお隠れに…。

開放的な山頂で、休憩するにももってこい。

いつものようにラーメンを作って、お昼ご飯。
寒ーい時に食べる、温かいラーメン最高~!
荷物はその分重くなるけど、山頂での幸せを味わうためなのです。
食べ終わったら少し晴れてきて、遠くの山が見えるように。


帰りは来た道とは別のルートで。

落ち葉トラップとかない分、帰り道の方が幾分楽です。

こんな感じで、ぼちぼち急ではあるけど、歩きやすい。
こっち往復の方が楽なんじゃない?とボーノさんが言ってました。
まあ、既に足に来ていたワタシは、こっちでも十分にきつかったですが。

ここまで来たら、あともう少し。道も緩やかになるし。
そのままヘロヘロになって、駐車場まで戻ってきました。
帰り道は、木々の上に鳥さんたちが色々といたので、持ってきたカメラで撮影。



カメラを持っていく分重いけど、鳥さんを見つけるとテンションが上がるのでよしとします。
下山後は、山宮温泉へ。やったぜ掛け流し!

内湯しかなくて、小さい方は41-2度くらいに設定されていて(こちらは循環)、大きい38度のぬるい方の湯舟には、結構な量のお湯が掛け流されてました。そしてその横には、水風呂が水道開けっ放しで流されてました。
この38度の温めのお湯が、とてもとても気持ちよかー!
いつまでもそのまま浸かっていたくなるような、素晴らしさ。
しかもお風呂から出た時に鏡を見たら、お肌がつるぴかりん!
おーっ!これはいいお湯!間違いない。もう一度来たい温泉です。
温泉だけじゃなくて、何気に水風呂も気持ちよかったです。
茅ヶ岳に登ってみて
今回ヤマリはヘタっていましたが、筑波山に登れるくらいの人なら、こちらも少し頑張れば登れると思います。
登りづらい場所も危険個所もあまりないので、初心者で体力もそこそこある人なら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
すっきりと晴れていれば、山頂からの景色は素晴らしいものがあります!
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